アフィリエイト登録してブログやサイトで収益(副収入)を得る方法
お店や会社のホームページにアフェリエイト広告を表示することはお勧めしません。ホームページ内にお店や会社に関係ない広告が表示されていたら可笑しいですよね。
しかし、自分のブログやサイトならアフィリエイト広告が表示されていても問題ありません。もっと言えば、アフィリエイトサイトを作成して収益を上げることを目的にサイト運営することも可能です。
アフィリエイトの仕組みと登録の方法、アフィリエイト広告の表示の仕方を紹介します。
1 アフィリエイトとは?
テレビ番組は、スポンサー企業が支払ったお金で番組を作ります。お金をもらったテレビ局は、番組の途中でスポンサー企業のコマーシャルを流して視聴者にスポンサー企業の宣伝をすることにより、スポンサー企業の販売増加に繋げます。
これと同じことがWebサイトの世界でも行われています。
ブログ内に設置した広告をクリックして商品販売や登録に繋がった場合に、広告主から手数料がもらえたり、Google adsenseのように広告をクリックしただけで手数料が発生したりするものもあります。
手数料の発生条件は広告主によって変わりますが、いずれにせよ、ブログの訪問者に広告を表示して広告主から手数料を得る仕組みを「アフィリエイト」と言います。
ブログの空いたスペースに広告を表示するだけでなく、サイト全体を商品の紹介サイトとして構成するアフィリエイトサイトを作成するなどして収益化しているサイト管理者さんもいます。
広告代理店がテレビ局とスポンサー企業との間をつなぐように、サイト管理者はアフィリエイト運営会社(「ASP」と言います。)に登録して広告主のアフィリエイト広告を表示します。
2 アフィリエイト市場の大きさ
出典:矢野経済研究所
上のグラフは矢野経済研究所が公開しているアフィリエイト市場規模の推移予測です。市場規模が拡大しており今後も順調に拡大傾向にあることが予測されています。
本当にそうなるの? と思うかもしれませんが、自分の行動を思い出してください。スマホにせよパソコンにせよネットを開いている時間はどれくらいありますか?
私もそうですが、テレビを見ている時間より長くネットを見ている時間の方が多いという人が大勢いると思います。
それに様々な商品を購入する時、商品の情報をネットから得ていませんか?
自分自身や身近な人の行動を思い出すと、真実を隠して都合のいい情報を一方的に垂れ流すテレビに嫌悪感や猜疑心を抱いて、情報の入手先を自分で選ぶことができるネットの世界から得るようしている方もいると思います。
正しく役に立つ情報を欲している人が多くいる限り、アフィリエイト市場はある一定の規模まで成長していくと思います。
3 実際のアフィリエイト収入の割合と経験年数
上のグラフは、アフィリエイトマーケティング協会がアフィリエイトをしている2450人にアンケートを実施して得たアフィリエイターの月額収入の状況です。
2450人から得た回答なので、統計的な割合としては信頼性のある数字だと思います。
アフィリエイターの約半数は月額の収入が1万円に満たない収益しか上げられず、その内の半数(全体の約25%)の人は収入すらありません。その一方で、34%人が月額5万円以上の収益を得ており、約15%の人は月額50万円以上の収入を得ています。
月5万円なら小遣いや生活費の足しになる金額ですし、月50万円なら生活していけるレベルですよね。
次のグラフは、アフィリエイターの経験年数を表したものです。
経験年数が3年未満の人が全体の64%を占めており、経験年数が1年未満の人は37%にも及びます。直近2年間のデータを元に作成したグラフですが過去数年分の市場調査結果を見ても経験年数が3年未満の人が半数を占めています。
2016年までの市場調査結果には経験年数別の収入度合いのデータを見ると、経験年数が浅い人が過半数を占める理由が見えてきます。
経験年数1年未満の人の月額収入は、1万円未満が84.1%ですが、実際には月額1,000円未満の人が40%を占めています。(引用した市場調査報告の収入金額はもっと細分化されています。)
努力した結果をすぐに求めたくなるものです。
しかし、そんなに簡単に期待する収入が得られるほどアフィリエイトは甘い世界ではないことが、経験年数3年未満が過半数を占める理由に繋がっているのだと思います。
下のグラフは、市場調査報告に掲載されているアフィリエイトサイト運営に費やしている時間を収入別にまとめたものです。
アフィリエイト収入が多いほどサイト運営に費やす時間が長く、アフィリエイト収入が少なくなるほど短くなっています。経験年数の浅いアフィリエイターが過半数を占める要因がこのグラフに表れていると思います。
その要因とは、「時間」です。
仕事、育児に家庭生活とやらなくてはいけないことが多くあり、アフィリエイトサイト運営に費やせる時間を継続して捻出することが難しい訳です。その結果、アフィリエイトサイトの内容が充実せずアクセス数が伸びないため、収益が上がらない悪循環に陥りアフィリエイトを止めてしまう。
アフィリエイトを専業で行う場合は、もう結果を出すまでやるしかないので迷いは出ませんが、副業として挑戦する場合は、「生活パターンを変えてサイト運営に費やす時間をルーチンとして確保することができるか」がアフィリエイト収入を得るための第一歩だと思います。
先程のアフィリエイト経験年数別収益割合のグラフです。
どのような目的でサイト運営しているのかによるので一概には言えませんが、経験年数が長くなっても月額1万円以下の収益しか上がらない運営者さんもいます。
その一方で、アフィリエイト参加者の4人に1人が、アフィリエイトに参入して3~4年で月額50万円超の収入を得られるようになっているようです。
会社員である私の月収は50万円程度ですが、この金額になるまでに20年以上かかっています。4人に1人が3~4年で月額50万円以上の収入を得ている状況を考えると、厳しい世界ですが挑戦するだけの価値は十分にあるように思います。
50万までいかなくても、月5万円の収入があれば自分の趣味に費やしたり、子供の学習塾代に当てたり、旅行に出かけたりすることができます。
何の知識や経験がないまま大きな夢を描いても、余程の才能がない限り、所詮絵に描いた餅で終わってしまいます。まずは、サーバー代、次に有料テーマ代、その次に1万円の収入と目標をステップアップしていくことがアフィリエイトを継続していく鍵になると思います。
4 アフィリエイトサイト作成のツール
ブログやアフィリエイトサイトはどのようなツールで作成しているのでしょうか?
アフィリエイトマーケティング協会の市場調査報告の中に使用しているツールのアンケート結果が公開されています。(※ 複数回答を可としているようなので100%にはなりません。)
無料ブログサービスが多く使用されていますが、これは新たにアフィリエイトに挑戦しようとする人が、サイト作成の知識がほとんどなく費用も発生しないので無料ブログサービスを選んでいる結果です。
アフィリエイト収入別の使用ツールの情報がないので断言はできませんが、アフィリエイト収入を得ている人で無料ブログサービスを使用している人はほぼ皆無です。なぜなら、無料ブログサービスはコミュニティーが形成されているため、サイトを立ち上げたばかりでもある程度の訪問者を確保することができます。しかし、SEOに弱くGoogle検索の上位にランクインされることは稀であるため、無料ブログのコミュニティー参加者以外の流入は難しいからです。
市場調査報告にサイトへの集客方法に関するアンケート結果があります。(※ 複数回答を可としているようなので100%にはなりません。)
アフィリエイトサイトへの集客方法をSEOに頼っている人が半数を超えている状況を考えると、検索サイトからの流入がいかに重要か理解できると思います。
検索サイトの最大手であるGoogleは、サイト作成ツールにWordPressを使用することを推奨しています。WordPressも無料ブログツールの一種ですが、ドメインとサーバーが必要になるため、年間数千円から1万5千円程度の費用が発生します。
WordPressは、無料ブログサービスのように全くお金をかけずにアフィリエイトを始めることはできませんが、サイトデザインの自由度と検索サイトからの流入など発生した費用以上のメリットを享受することができます。
また、お金を払ってアフィリエイトをやっていると「最低限かかった費用は回収したい」という心理面から自分を後押ししてくれます。
WordPressの優位性が浸透してきた結果、無料ブログサービスを抜いてサイト作成の使用ツールの1位になったのだと思います。
WordPressは、無料ブログサービスに比べるとドメインやサーバーなどの事前準備、設定や操作面などにおいて難しく感じるのは確かですが、使っているうちにすぐに慣れてきます。また、サイトを自由にカスタマイズするにはHTMLやCSSの知識が必要になってきますが、ドロップ&ドラッグでサイト作成ができるテーマもあるので初めてサイト作成する場合でも困ることはありません。
副業としてアフィリエイトを行う場合、最大の敵は「時間」です。最小限の労力で最大限の効果が得られる作成ツールを選んでください。
WordPressに関しては
「初めてのサイト作成」
「WordPressの設定」
ドラッグ&ドロップでサイト作成できるテーマに関しては
「Themifyのテーマ・プラグイン一覧」
「Themify導入編」
「Themify運用編」
にまとめてあるので参考にしてください。
5 アフィリエイト運営会社
アフィリエイトを行うためには、アフィリエイト運営会社(ASP)に登録する必要があります。どこのASPも登録は無料です。
ASPは大きく分けて2種類に分かれます。
・オープン型ASP :サイトを所有していれば誰でも登録できます。
・クローズド型ASP:実績と紹介者が必要にあります。
※ オープン型ASPの中でも所有しているサイトの内容により登録の可否を決めるASPが多い。
アフィリエイトマーケティング協会の市場調査報告にASPの満足度調査があります。その上位に選ばれているASPに登録申請するのが間違いないのですが、たくさんのASPに登録する必要もありません。
どこのASPでも売り上げが多くなると、担当者をつけてくれたり、成果報酬や扱える広告が増えたりします。売り上げが分散するとデメリットを考慮しつつ、ブログやアフェリエイトサイトの内容に沿った広告や記事を書いた方がいいと思います。
数あるASPの中から登録を推奨するASPの一覧です。参考にしてください。
会員数、広告主数ともに最大規模の成果型ASP
Amazonや楽天など有名なショップから、まだあまり知られていない注目商品を扱うショップまで幅広いジャンルの広告を取扱い
全ジャンルの広告数が多いので登録は必須
登録申請時に審査はなし
東証一部上場の大手の成果型ASP
Yahooショッピングやヤフオク、Amazon、楽天市場が扱え広告リンクツールが充実しているのも特徴
広告数が多くA8ネットで取り扱っていない広告も多い
A8ネットの補完的なASPとして登録を推奨
4年連続で利用者満足度率No.1!(※特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会)
「パートナー第一主義」を掲げ支払いサイクルは業界最速
収益に消費税分を上乗せ、振込手数料も無料
美容・サプリメント・ダイエット関連の広告が多い
業界初のW報酬など高い報酬率の広告を取扱い
初心者でも成果を上げられるようにサポート体制が充実
商品の仕入れ、在庫の管理、商品の梱包・配送、カスタマーサポートは全てもしもが対応するドロップシッピングでネットショップが開設可能
クリック報酬型のASP
登録申請時の審査は厳しい
ブログ記事の内容に合わせて自動的にバナー広告を表示してくれるので管理が楽チン 登録は必須
審査に通る質の高いサイトを作成してから申請すること
Amazonアフィリエイトや楽天アフィリエイトは、afbやバリューコマースなどから提携申請することができます。またGoogle Adsenseは、登録審査が厳しいので登録のポイントを別に記事にまとめる予定です。
6 アフィリエイトの手順と本当に必要なもの
1 ブログやアフィリエイトサイト
SEO対策された検索エンジンに対してフレンドリーなサイトを所持していることが大前提です。SEOの知識がありタグ打ちでサイト作成できるその道のプロ以外は、サイト作成ツールに「WordPress」を選ぶことが最も確実な方法です。
2 ブログやアフィリエイトサイトの方向性を決める
あれもこれも詰め込もうとするとブログやアフィリエイトサイトの方向性を見失い、薄っぺらい情報の集まりになってしまいます。ブログやアフィリエイトサイトで提供する情報の基本軸を決めて、基本軸に関する記事をある程度作成したら、基本軸に関連する2本目3本目の軸を作成していくとブログやアフィリエイトサイトに厚みできます。ブログやアフィリエイトサイトの厚みは、検索エンジンの評価に直結する重要な要素です。
何を基本軸にしたらいいのか決めれない場合は、自分の経験と知識が活かせる得意分野を軸にすると記事のネタ切れを防ぐことができます。ネタ切れを起こさないことはとても重要なことです。なぜなら、ネタを考えて記事にする行為自体が面倒になり、ブログやアフィリエイトサイトを放置することに繋がるからです。
3 質の高い情報を提供する
訪問者のITリテラシーは向上しており、要求する情報の質も高くなっています。特に教えた事もないのですが昭和20年生まれの私の父ですら、Amazonや価格.comで欲しい物を調べてネットショッピングをしています。Amazonや価格.comのブランド力と情報量に太刀打ちするアフィリエイトサイトを作ることは不可能です。しかし、Amazonや価格.comにのっていない情報を提供するブログやアフィリエイトサイトを作成することは可能です。
ひと昔前は、検索エンジンの仕組みを逆手にとるブラックハットと呼ばれる手法もありましたが、検索エンジンの性能が向上したためこれらの手法を使うとすぐに圏外に飛ばされるようになりました。それに対して、質の高い記事とブログやアフィリエイトサイトの厚みが、検索エンジンで上位に表示されるようになっています。
4 ASPに登録申請して広告を表示する
登録申請時の審査が比較定緩いASPの場合でも、どういった情報を提供するブログやアフェリエイトサイトなのか分かるようになっていないと申請を拒否されることがあります。500文字から1000文字程度の記事を5~10程度作成してから申請することをお勧めします。
Google Adsenseに関しては、審査基準が厳しく記事の内容とボリュームが要求されます。否認された場合、再申請することもできますが初回申請より後回しになるようで時間がかかるようです。Google Adsenseは、ブログの内容が充実してから申請するようにしてください。
5 継続する
とにかく、記事を継続して書き続けてブログやアフィリエイトサイトを育てること。そのためには、自分の生活習慣を変えてパソコンに向き合う時間を捻出する必要があるかもしれません。しかし、5年以上継続していても収益がないという層が一定数いることから、ただ継続していれば結果がでる訳でもないことを忘れてはいけないと思います。
限られた時間の中でブログやアフィリエイトサイトを充実させるためには、便利なツールを選ぶことも時間短縮に繋げることも重要です。
WordPressにデフォルトで添付されているテーマでもブログを作ることはできますが、アフィリエイト用に作られたテーマの方が効率的に広告の表示ができたり、簡単にサイトデザインを変えることができたりします。
私が自信をもって勧めるテーマは、「Themify」です。
Themifyは、WordPressやHTMLなどの知識がなくても簡単にカスタマイズすることができます。
ブログだけを運営するなら、日本製の「賢威」も使いやすいと思います。
しかし、アフェリエイトサイトを作るためにカスタマイズしようとすると、かなりのHTMLとCSSの知識が必要になります。Themifyは、ドラッグ&ドロップでサイト作成できるため、ブログはもちろんアフェリエイトサイトも思い通りに作成することができます。
ブログだけでなくアフェリエイトサイトの作成も考えている方には、選んで間違いのないテーマだと断言します。
Themifyは、カナダの会社が販売しているため英語表記ですが、主要な部分を日本語に変える方法やThemifyの使い方や安く購入する方法なども紹介していますので参考にしてください。
「Themifyのテーマ・プラグイン一覧」
「Themify導入編」
「Themify運用編」
どの業界にも先行者利益というものがあります。アフェリエイトに参加する後発組が、アフェリエイト先行者がひしめく中で勝ち上がっていくのは大変厳しいものがあります。
また、インターネットが生活の一部となっている現在においては、ネットユーザーのITリテラシーも向上しています。内容の薄いサイトや広告ばかりのサイトではリピーターが増えず、その結果、検索ランキングも上がりません。
今や人工知能の性能は、車を運転したり、絵や写真の内容をも理解できるようになっています。当然、Googleも検索エンジンの性能を向上させてネットユーザーの利用価値が高いサイトを表示するようになってきています。
アフェリエイト後発組が結果を出すには、どのような情報を提供することができるか、正に自分自身にかかっていると思います。
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