CX-3にACC電源経由でドライブレコーダーを取り付ける方法
17年ぶりに車を買い替えたけどドライブレコーダーは取り外して新しいCX-3に付け替えた。6年程前の機種で今は生産中止になっているけど動作や映像に問題はないので、買い替え予算を大幅にオーバーした分を節約(笑)(17年ぶりに買い替えた車をマツダのCX-3にした理由)
ドライブレコーダーの電源を取る方法は、付属されている電源コードを使用してシガーソケットから供給するのが一般的。しかし、シガーソケットは携帯を充電するのに使うし、二股ソケットを付けるとコードがごちゃごちゃするので美しくない。
そこで車内のヒューズボックスからACC電源を取り出してドライブレコーダーに供給すると配線も目立たなくなりすっきりする。特に難しいことはないので、ディーラーやカー用品店でわざわざ高いドライブレコーダーを買って工賃払って取り付けてもらう必要はない。
マツダコネクトは、走行中にナビ設定設定ができなかったり、TV/DVDが映らなかったりします。安全のためですが、同乗者がいる場合は結構不便です。マツダコネクトにTVキャンセラーを取り付けて、走行中でもナビ操作やTV/DVDが映るようにする方法も記事にしました。
走行中でもナビ操作やTV/DVDを表示させたい方は、「CX-3に運転中でもTVやナビ操作ができるTVキャンセラーを取り付ける方法」も参考にしてください。
1 ACC電源から電気を取る方法
どのメーカーの車種でもヒューズボックスの位置は取説に書いてあるし、助手席か運転席の足元を探せば簡単に見つけることができる。
CX-3の場合、室内のヒューズボックスは助手席の足元にある。
ヒューズボックスの蓋の裏や取説にヒューズ回路の説明が書いてある。
電源を取るヒューズは、ACCがOFF(エンジンを切った状態)で動作しない装備のヒューズを使用する。空のソケットにヒューズを差し込むことができるが、回路の詳細が分からないので電気が流れていても使用しない方が無難。
ヒューズは平型、ミニ平型、低背の3種類ある。取説を確認するか実物を取り外してヒューズの種類を調べて、同じ電流値のヒューズ電源(ヒューズから電源を取るためのコードがついたヒューズ)に変えて電源を取れるようにする。
ヒューズ電源に差し替える際に電極の向きに注意する必要がある。
コードが繋がっている方が正極(+極)となっている。
ヒューズの差し込み口の電極は検電テスターを使って調べる。
検電テスターのクリップをボディの金属部分に挟んでアースし、ヒューズの差し込み口内の金属部分に検電器の先端を当て検電テスターが赤く光った方が正極(+極)である。
電極の向きを間違えないようにヒューズ電源を差し替えたら電源の準備は完了である。
ちなみに、ETC本体や室内灯などの電源もこの方法で電源を取ることができる。
ヒューズ電源や検電テスターは、ホームセンターやAmazonなどで簡単に買うことができる。
2 ドライブレコーダー本体の取り付けと配線
ドライブレコーダーに付属されている電源コードは、シガープラグに差し込むタイプのものが多い。この電源コードを使用する場合は、ヒューズ電源に接続できるように電源ソケットが必要になる。
電源コードも無駄にならないし数百円程度で買えるが、ヒューズボックス周辺の余分な配線を処理するスペースはあまりないので、電源ソケットを使用することはお勧めしない。
付属の電源コードは無駄になるが、直接配線コードを使用すると余分な配線処理が楽になる。
ドライブレコーダーのメーカーホームページでその機種の直接配線コードの型番を確認して、アマゾンや楽天市場で検索すると簡単に購入できる。
電源ソケット又は直接配線コードとヒューズ電源に接続するには、0.25~0.5sq程度の圧着端子、ギボシ、クワ型端子を使用する。
ドライブレコーダーに電源を繋げてカメラ映像を確認しながら取り付け位置を決める。フロントガラスに取り付ける際は、ガラス上部から20%以内に納まるように取り付ける必要がある。
フロントガラスと天井の内張りの隙間に配線を傷つけないようにクレジットやキャッシュカードなどを使って配線を押し込む。
ピラーやサイドジルの内張りは、ドアのゴムを少し外すと手で外すことができる。
ドア部分のゴムを少しずつ外して配線を添わしてヒューズボックス近くまで配線する。
圧着端子やギボシで直接配線コードとヒューズ電源をつなぐ。
僕は直接配線コードがかなり余ったので適当な部分で切って圧着端子でヒューズ電源に接続、アース線はクワ型端子を着け直しボディアースした。
内張りを元に戻して、ドライブレコーダーを取り付けたら作業完了。
3 最近のドライブレコーダー事情
今回取り付けたドライブレコーダーは、現在は生産中止になっているコムテックのHDR-101という機種で5年ぐらい前に買ったものだが、映像は100万画素でHD(1280px×720px)とそこそこ綺麗で全く問題ない。
昨年あたりから大きく騒がれている煽り運転の報道を受け、父にドライブレコーダーを取り付けてくれと頼まれて取り付けたのがコムテックのHDR-951GW。
この機種はメインとサブの2カメでFullHD(1920×1080)で車両の前後を録画できる。
僕が付け替えた6年前の機種と比べると、昨年買ったドライブレコーダーだけあって、メインカメラの画質は200万画素でFullHDと性能が上がっている。後方を映し出すサブカメラの画質は100万画素だがFullHDなので後方車両の動きは綺麗の撮影できる。
社会問題となっている「煽り運転」の記録用としては、申し分のない性能を有している。
ただ、メインカメラとサブカメラを繋ぐ配線が15cmほどと短く、メインカメラと一体、又はメインカメラのすぐ脇に取り付けることになるため、後方車両のナンバーまで撮影できるかと言うと厳しいものがある。
この記事を書くにあたってコムテックのホームページを確認したところ、メインカメラとサブカメラを繋ぐ配線が7mと長くサブカメラをリアガラスに取り付けることができるタイプの2カメドライブレコーダーが発売されていた。
また、360度カメラを搭載した全方位ドライブレコーダーも登場しており、死角が存在しないドライブレコーダーも販売されている。
父に頼まれて買った2カメドライブレコーダーでも高いなぁ と感じたが、全方位ドライブレコーダーになるともっと値段が高いので、ここまで出費する必要があるのか考えてしまうが、もしも思わぬ災難い巻き込まれた時に証拠となる映像をしっかり撮影しておきたい方にはとても有効なツールだと思う。
僕が使っているコムテックの商品しか調べなかったが、ユピテルやセルスターもドライブレコーダーも調べてみるのもいいかも。
いずれにしても、同じ機種でもネットショップによって価格がかなり違ってくるので、しっかり確認することをお忘れなく。
4 ドライブレコーダーを購入するときの注意点
ディーラーで取り扱っているドライブレコーダーや2カメドライブレコーダー、全方位ドライブレコーダーなら間違いない性能がある。
しかし、量販店やネットで売られている価格が数千円の安いドライブレコーダーは、万が一の時の証拠となる映像が残っていなかったりするので性能をよく確認することをお勧めする。
1 カメラの広角と仰角
前方を映すメインカメラは広角レンズを使用していないと、脇から出てくる車両などが映らないことがある。水平120度以上の広角レンズを搭載しているものを選びたい。
2 フレームレート
信号機の光源の特性上、フレームレートと同調してしまうと信号の色が映らない。また最近はLEDを光源とした信号機が増えているので、フレームレートがLED信号にも対応したドライブレコーダーを選んだ方がいい。
3 衝撃感知センサーと記録時間
常時録画は古い映像から上書きされていく。衝撃を受けた時や手動操作を行った場合は常時録画とは別領域に保存されるドライブレコーダーの方が証拠映像が上書きされないので間違いがない。また、衝撃を受けた前後の映像が保存されるドライブレコーダーであることも重要。
4 記録用SDカードの容量とフォルダ分け
最近のドライブレコーダーは32GバイトのマイクロSDが使用できるものが多いが、付属されているマイクロSDは4Gバイトのものもある。旅行先でトラブルに見舞われる可能性もあるのでマイクロSDカードの容量が小さい場合は容量の大きいものに変えた方がいい。
5 GPS機能
土地勘のない場所では後から場所を特定することはなかなか難しい。GPS機能を搭載している機種は地図ビューワーと連動して場所の特定が容易に行える。
最低限このあたりの機能が搭載せれている機種を選んでおけば、万が一の時の証拠となる映像が撮れていないことが防げる。
なお、駐車監視機能に関しては、週末しか乗らない人や毎日近場のスーパーに買い物に行く程度の使用頻度だと、バッテリー保護回路があるのでバッテリーが上がることはないが、バッテリーの寿命を縮めることに繋がるので注意が必要である。基本的には毎日車に乗る人向けの機能である。
なお、駐車監視機能を使用する場合は、電源の取り方が常時通電しているヒューズから取る必要があるのでご注意を。
ACC電源経由でドライブレコーダーを取り付ける方法は以上です。
マツダコネクトは、走行中にナビ設定設定ができなかったり、TV/DVDが映らなかったりします。安全のためですが、同乗者がいる場合は結構不便です。マツダコネクトにTVキャンセラーを取り付けて、走行中でもナビ操作やTV/DVDが映るようにする方法も記事にしました。
走行中でもナビ操作やTV/DVDを表示させたい方は、「CX-3に運転中でもTVやナビ操作ができるTVキャンセラーを取り付ける方法」も参考にしてください。
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