ThemifyテーマとWP5.3&WooCommerce3.8のバージョンアップに関する互換性
1 ワードプレスのバージョンアップ時の注意事項
ワードプレスがバージョン5.3にバージョンアップして1ヶ月ほど経ちましたが、ドラッグ&ドロップでサイト作成するThemifyのテーマに大きなバグは発生していません。
アップデート前にバックアップを作成しておくのは当然ですが、僕の個人的に意見として、しばらくの間、Themifyのサポートフォーラムを覗いてバージョンアップに伴い重大なバグが発生していないか確認してからアップデートするといいと思います。Themifyのユーザーは世界に10万人弱いるので不具合が発生するとすぐにサポートフォーラムに書き込まれていきます。サイトの表示に重大な影響を及ぼすバグが発生した場合は、サポートフォーラムが悲痛な書き込みで埋め尽くされるので、アップデートに伴い何か異常が発生していることが分かるはずです。
(※ Themifyサポートフォーラムは、Themifyの有料テーマ利用者限定のサポートです。Themifyの無料テーマを利用している方はメンバー登録(参照「購入ページとDL方法の解説」)すれば他のユーザーの書き込みを読むことはできますが、フォーラムに投稿することはできません。)
そのような場合は、公開サイトのアップデートは見合わせ、テストサイトでアップデートに伴う動作確認をして、自分のサイトに影響がでないか確認することをお勧めします。バックアップファイルからサイトを復元させることは簡単ですが、最短で復元させても10分~15分程度は何も表示されない状態が継続します。
なお、Themifyテーマは正常に動作してもプラグイン(Themifyのプラグインも含む)の影響で不具合が発生することもあります。バージョンアップに伴いサイト表示に異常が発生したら原因を探る為、すべてのプラグインを停止して不具合の原因がテーマにあるのか、プラグインにあるのかを付き止めてからサポートフォーラムに書き込むようにするとサポートチームの支援が受けやすくなります。
バックアップファイルに関しては、
「Duplicatorでテストサイトを作る方法」
「Duplicatorで公開サイトを復元する方法」
にまとめてあります。参考にして下さい。
さて、ワードプレス5.8はグーテンベルクエディターの改善されたようですが、Themifyとグーテンベルクエディターとの相性が悪く「Disable Gutenberg」プラグインでグーテンベルクエディターを無効にしなければなりません。もっとも、Themifyテーマはドラッグ&ドロップのThemifyビルダーを使用するので、グーテンベルクエディターの必要性がなく特に困ることもありません。その他、管理ユーザーインターファイスの改善やサイトの問題を警告する新しいSite Healthツールが追加されました。
ワードプレスは世界的に利用者が多いのでクラッキングのターゲットになり易いCMSツールです。サイトの安全性が落ちないように、Themifyはワードプレスの最新バージョンに対応しますが、時としてバグが発生することもあります。Themifyのサポートフォーラムを見たり、テストサイトでアップデートを行いサイトの表示確認を確認したりしてから公開サイトでアップデートを実施するとトラブルに巻き込まれにくくなります。
2 ThemifyテーマはWooCommerceのバージョンアップにも対応しています
WooCommerce3.8にバージョンアップしました。
ワードプレス 5.3とThemifyの「ultra」と「Shoppe」のテーマでもWooCommerceの動作に問題は発生していないようです。
ECサイトにおいてサイトが正常に表示されないトラブルは、収益減やユーザーの信用低下に直結するため、個人ブログサイト以上に慎重にバージョンアップする必要があります。
ECサイトの場合は、ワードプレス 、Themifyテーマ、Thmifyプラグイン、WooCommerce、その他サードパーティーのプラグインと確認する物が多くなるので、ついついバージョンアップを見合わせがちになりますが、古いバージョンのワードプレス はサイト全体のセキュリティー強度に関わってきます。
ThemifyテーマとWooCommerceでECサイトを作成する場合に、バージョンアップによる影響を最小限にするポイントは、“出来るだけ使用するプラグインを減らす”です。
Themifyプラグインにはいろいろな機能を追加するプラグインがたくさんありますが、使用するプラグインが増えればそれだけバグが発生するリスクが高くなるし、サイトの表示速度にも影響を与える恐れがあります。
どのようなサイト構成にするかによって必要となるプラグインが変わってきます。
Themifyのプラグインはたくさんあり過ぎて何を選んだらいいのか迷うかもしれません。
どのようなプラグインを選ぶとどんなサイトを作ることができるのか次回紹介していきます。
以上、安全にバージョンアップする方法と、Themifyテーマとワードプレス5.3、WooCommerce3.8に対する互換性に問題は生じていないという報告でした。