初心者必見! サーバーの種類と選び方
サイトはインターネット上の「家」、ドメインは家の所在地を示す「住所」に、レンタルサーバーは「家」と「訪問者(サイト閲覧者)」を繋げる「道路」に当たります。
道路は、施工会社(サーバー会社)やプランにより、制限速度が高かったり(高速通信が可能)、道幅が広かったり(同時閲覧者数が多い)、道路に人が入らないように頑丈な壁で守られていたり(セキュリティーが高い)、道路の補修を毎日していたり(維持管理)するなど特色があります。
沢山のレンタルサーバー会社が様々なプランを提供しているので、何を基準に選んだらいいの分からなくなってしまいますね。
サーバーの種類と特長を説明して、性能と価格から安心して使用できるレンタルサーバーを紹介します。
1 レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーは、大きく分けて4種類あります。
結論から言うと、個人や零細・小企業が使用するレンタルサーバーは金額と性能のバランスが取れている共用サーバーかワードプレス専用クラウドサーバーになると思います。
いろいろなサーバー会社がありますが、選ぶポイントは
・SSDを使用している(レスポンスが早い)
・メモリー容量は516M以上(Themifyの特性を考慮)
・マルチドメイン対応でMySQLが2以上(テストサイトを作れると便利)
・転送量が多い(アクセスが増加しても安定)
・通常のサイトならデスク容量は1サイト(テストサイト含む)10GBあれば十分
これら性能面を優先的に考慮した上で月額使用料との折り合いをつけると選びやすくなると思います。
① 共用サーバー
1台のサーバーを複数の利用者で利用するレンタル方式です。
ストレージはHDDとSSDの2種類ありHDDの方が料金が安いですがSSDでも料金が安く利用できるようになってきました。HDDはSSDに比べると速度が遅いのでSSDを搭載しているサーバーを選ぶことをお勧めします。
PHPにはCGI版とモジュール版があり、モジュール版の方がより高速に動作するので予算に余裕があるならモジュール版が選択できるプランを選んだ方がいいです。
メリット
ディスク容量が大きく、写真や動画を大量に掲載するサイトや大規模サイトでもディスク容量が足りなくなることがない。
データベースを数十個設置できるものが多く、複数サイトを運営する場合でも支障はない。
デメリット
サーバーを複数の利用者で使用しているため、サーバーの設定を変えることが出来ない。
他の利用者の利用環境やアクセス数により影響を受けることがある。
⇒ サーバーの安定感は会社によりまちまちのところがあります。特に夕方から深夜にかけてはWeb利用者が増えるため接続が安定している会社を選ぶことが重要です。
初めてサイトを作成する時は、何かと分からないことが多くあります。各社ともマニュアルがしっかり整理されているので問題はありませんが、電話サポートやリアルタイムチャットサービスがあると不安が解消されるかもしれません。
中小企業やお店のサイト、アフェリエイトサイトなど特段の事情がない限り共用サーバーを選んでおけばサイト運営上失敗はないと思います。
近年WordPress専用のクラウドサーバーが利用できるようになってきました。大容量のデータベースを必要とせず、数十個のサイトを量産しないならば、初期設置費用がないWordPress専用のクラウドサーバーの方が初期投資が少なく済むので検討する価値はあると思います。
おすすめ
会社名
プラン名
月額費用(税抜)
長期割引き
初期設置費用
無料お試し期間
ディスク容量
ストレージ
MySQL
マルチドメイン
メモリー容量
転送量
PHP
FTP over SSL
自動バックアップ
無料独自SSL
簡単インストール
メールアドレス
提携ドメイン
料金プラン等
(外部リンク)
その他
1位
XSERVER
X10(スタンダード)
1200円
900円(36ヶ月)
3000円
10日間
200GB
SSD
50個
無制限
1GB
70GB/日
7.2/5.7
利用可能
あり
Let\’s Encrypt
あり
無制限
2018年3月30日18:00まで「ドメイン無料キャンペーン」実施中。サーバー契約中は管理料も無料です。
サーバーの安定性はトップクラスです。
企業・お店・アフェリエイトサイトとどんなサイトにも適合するハイスペックサーバーです。
2位
Friend
ベーシック
$4.80
無料
30日間
7GB
SSD
無制限
無制限
非公表
300GB/日
PHP
利用可能
なし
Let\’s Encrypt
あり
無制限
・
データセンターはアメリカのシリコンバレーに設置されていますが、遅延を感じさせない高速サーバーです。ディスク容量は7Gと少ないですが、動画や写真を大量に扱わない普通のサイトなら不足することはないと思います。月額500円程度で転送量300Gは魅力です。
3位
お名前.com
SD-11
1080円
900円(36ヶ月)
無料
1ヶ月無料
200GB
SSD
50個
無制限
1GB
非公開
7.1(CGI版)/5.6
利用可能
なし
Let\’s Encrypt
あり
無制限
ドメインのレジストリ機関として有名ですが、レンタルサーバーも運営しています。
ドメインの取得に合わせてレンタルサーバーを申し込むとドメイン取得料が1円になります。(2年目以降は通常の更新料が発生します。)
② クラウドサーバー(WordPress専用サーバー)
直訳すると「雲の中のサーバー」となりますが、当たり前ですが物理サーバーが存在します。複数の物理サーバーをインターネット経由で利用できるようにしたものがクラウドサーバーと呼ばれるものです。
クラウドサーバーは、VPSと同様に維持管理に専門知識が必要になるので初めてサイトを作る方には敷居が高いです。
しかし、クラウドサーバーの技術を使用して、WordPress専用にチューニングしたクラウドサーバーを提供するレンタルサーバーがあります。
このWordPress専用クラウドサーバーは、サーバーの維持管理はレンタルサーバー側で行ってくれるので専門知識を必要とせず、初心者でも利用することができます。
メリット
クラウドサービスの特性からCPUコア/メモリの変更が容易にできるため、プランの変更が柔軟である。
WordPress専用にチューニングしてあるためセキュリティーが高く、高速通信が可能であり。急激なアクセス数の増加にも対処できる。
デメリット
低価格プランはディスク容量が少ないのもが多く、アップグレードしてディスク容量を増やすと料金が高くなる傾向にある。
低価格プランはデータベースの数(インストール可能なWordpressの数)が制限されている場合もある。
アクセス数に応じて追加料金が発生する場合がある。
⇒ WordPress専用にチューニングされているため、WordPressの実行速度が格段に速く、私の体感ですがWeb表示されるまでの時間がSSDディスクの共用サーバーと比較して2倍~3倍は早いと思います。
低価格プランの場合、ディスク容量が20GB~30GBが多く、共用サーバーと比較するとかなり少ないですが、写真や動画を大量に掲載するようなサイトでない限りディスク容量不足になることはないと思います。
クラウドサーバーはプランに応じて転送量(アクセス数)に制限があるものが多いですが、mixhostとKAGOYAはほぼ無制限に近い転送量です。
Star ServerとCOREPRESSに関しても立ち上げサイト立ち上げ当初は全く問題ない転送量ですし、アクセスが増加してきたら上位プランに簡単に変える必要があり、mixhostやKAGOYAと比較すると割高感が生まれるかもしれません。
Web利用者は、サイト表示時間が2秒増加するだけで、直帰率が50%増えると言われています。
機会損失を防ぐため、とにかく高速でWeb表示させることを考えるならクラウドサーバーの利用をお勧めします。
おすすめ
会社名
月額費用(税抜)
長期割引き
初期設置費用
無料お試し期間
ディスク容量
ストレージ
データベース数
マルチドメイン
メモリー容量
転送量
想定月間PV数
PHP
FTP over SSL
無料バックアップ
無料独自SSL
簡単インストール
メールアドレス
提携ドメイン
料金プラン等
(外部リンク)
その他
1位
mixhost
1380円
880円(36ヶ月)
無料
3010日間
40GB
SSD
無制限
無制限
1GB
1TB/月
100万PV
7.1/5.6
SFTP
自動
COMODO
あり
無制限
特になし
料金は他のクラウドサーバーに比べると高めですがスペックを考慮すると納得できる料金です。
「LiteSpeed」を採用して高速通信を確保しており、長期契約すれば月額880円になるので金額的にも割高感は感じないと思います。
試用期間が10日間になりました。
2位
JETBOY
690円
580円(12ヶ月)
750円(キャンペーン中)
14日間
20GB
SSD
20個
無制限
1GB
30GB/日
50万PV
7.1/5.6
利用可能
手動
Let\’s Encrypt
あり
無制限
特になし
ディスク容量5GB(想定月間数PV5万)のクラウドサーバーお試し用プランが月額380円(初期費用500円)もあります。
現にサイトを運営している方向けに、サーバー引っ越し代行サービスが無料で受けれます(ファーストSSD以上)。
3位
KAGOYA
400円
なし
無料
なし
20GB
SSD
1個
1個
10GB(合計)
200GB/日
7.1/5.6
利用可能
自動(10GBまで)
Let\’s Encrypt
インストール済み
なし
カゴヤドメイン
まずは1サイト作ってみたい場合は、費用が少なくて済みます。
「KUSANAGI」を標準搭載しているので世界最高速クラスのWordPress実行環境です。
メールサービスはないのでドメイン名のメールアドレスを使いたい場合は別途契約が必要です。
4位
Star Server
300円
250円(12ヶ月)
0円(キャンペーン中)
14日間
50GB
SSD
1個
50個
500MB
150GB
45万PV
7.1/5.6
利用可能
なし
Let\’s Encrypt
あり
500個
マルチドメンは50個まで設置できますが、データベースが1個なので1サイトの運営が望ましいと思います。
サイトが成長しアクセス数が増えてくると上位プランに移行する必要が出てくるのでその場合には割高感を感じるかもしれません。
③ VPS(仮想専用サーバー)
VPSとは、Virtual Private Serverの略で日本語に翻訳すると仮想専用サーバーとなります。仮想と表記される通り、物理的にサーバーを占有する訳ではなく、サーバー内に仮想的な複数の専用サーバーを構築して複数の利用者でサーバーを利用するレンタル方式です。
メリット
サーバー内に専用の領域が確保されるため、サーバーの設定など自由度は高く、他のサイトの影響を受けにくくなります。また、サーバーを複数に利用者で使用するため専用サーバーと比べて料金ははるかに安くなります。
デメリット
ホストOSの上に占有領域のOSを構築するため、専用サーバーに比べて自由度は低くなり、占有領域のOSを維持管理する専門知識が必要になります。
⇒ 専用サーバーと同様に初めてドラッグ&ドロップのThemifyでサイトを作ろうとしている状況ではVPSを選ぶことはありません。将来的にThemifyで作るサイトに独自アプリやJavaを使用してサイトを拡張する場合には選択肢に入って来るかもしれません。
推奨利用者:独自のアプリやプログラムを利用したり、Javaを使用したりするサイト
参考価格(月額):数百円~数千円
④ 専用サーバー
物理的に1台のサーバーを占有するレンタル方式です。
メリット
サーバーを占有するので、サーバーの設定など自由度は高く、他のサイトの影響を受けることもありません。
デメリット
サーバーを占有するため料金が高額になります。また、サーバーの設定を自由に決めれますが維持管理も自分で行う必要があるため、専門知識が必要になります。
⇒ 初めてドラッグ&ドロップのThemifyでサイトを作ろうとしている状況で専用サーバーを必要はありません。将来、専用サーバーを使用するに相応しい会社に成長したり、訪問者が劇的に増える超人気サイトになったりしたら専用サーバーを検討しましょう。
推奨利用者:大中企業のサイト、独自プログラムを使用するネットショップなど
参考価格(月額):数千円~数万円
⑤ アダルトサイト設置可能サーバー
アダルトサイトの利用を禁止しているレンタルサーバーやクラウドサーバーが多いです。
理由は、アクセスが集中しやすく同じサーバー内の他のサイトへ影響を及ぼす可能性が高いからです。
しかし、日本の国内法に準じた内容ならばアダルトサイトの取り扱いを認めているサーバーもあります。
アダルトコンテンツを取り扱う場合の目的は、アフェリエイトになるかと思います。
個人的にはアダルトコンテンツは否定しません。なぜなら、Web上には実に多くのアダルトサイトが存在している訳ですからそれなりの需要があると言えるからです。
需要があるからといってアダルトサイトにお金を払ってもいいと考えているかは別問題ですが、やり方によってはアフェリエイト収入につながるかもしれません。
Themifyテーマの特徴
・ECサイト、ポートフォリオサイト、ブログサイト、企業サイトなど
用途に合わせて設計されたテーマが全42種類
・挿入したいモジュールをドラッグ&ドロップするだけで記事を作成
・フロントエンドモードなら実際のWeb画面を見ながらサイト作成
・パソコン・タブレット・スマートフォンに合わせたレスポンシブルデザイン
しかもそれぞれのデバイスごとに詳細カスタマイズが可能
・SEOフレンドリーな構成で検索エンジンに索引
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