Themifyを使うのに必要なレンタルサーバーのスペックとは
レンタルサーパーの更新時期がきたので、継続するか他のサーバーに変えるか検討している時に気付いたことを少しまとめました。
レンタルサーバー会社を選ぶ際に参考してください。
Themifyテーマに必要なレンタルサーバーのスペック
データベースを扱えるサーバーであれば、WordPressは正常に稼働します。
当然、WordPressの規格に適合しているThemifyのテーマとプラグインも、データベースが扱えるサーバーであれば正常に表示されるはずなのですが、正常に表示されない場合があります。また、公開中のサイトをDuplicatorで複製して、移転先のサーバーで復元できないといったことも起こります。
特にThemifyはドラッグ&ドロップでサイト作成ができるビルダー系のテーマ・プラグインであるため、レンタルサーバー選びには少し気を付けることがあります。(恐らく解決できないことはないと思いますが、他にもサーバー会社はあるのでそこに時間をかけるのは無駄かと・・・)
レンタルサーバー会社は、サイト引っ越し補助機能機能や自動バックアップ機能、アクセス処理速度を上げる措置やセキュリティー対策などサーバーの付加価値を上げて利用者の満足度を高める工夫をしています。
セキュリティーを高めるためにWAFを設定することができるレンタルサーバーが多いのですが、
Themifyのドラッグ&ドロップするためのプログラムをWAFが誤検知してサイト作成ができないことがあります。僕がThemifyを使い始めた頃に比べれば、WAFが誤検知する項目は格段に減りましたが、それでもやはり発生します。
この誤検知を回避するためには、.htaccessに回避コードを追記する必要があるのですが、.htaccessを個別に設置できない場合があります。(参考:Themifyのテーマで投稿が保存できない時の対処方法)
.htaccessが使えなくてもWAFの設定をしなければThemifyは正常に稼働するのですが、わざわざセキュリティーを下げてまでそのレンタルサーバーを借りる必要があるのかと・・・。
レンタルサーバーを選ぶ際には、月額使用料や求める性能や機能などいろいろあるでしょうが、最低限「.htaccess」を設置できるレンタルサーバーを選んでください。
2 レンタルサーバーを変えようと思った理由
参考までに、今回サーバーの契約更新に合わせて高速サーバーに変えようと思った理由と新たに借りたレンタルサーバーのことも書いておきます。
・PageSpeed Insights の測定で表示速度の改善提案が出ていた。
・いろいろなプラグインを試し過ぎてデータベース内が汚い。
・サイト名とURLを合わせたい。
こんな理由からサーバーを変えるのに合わせてサイトを一新させたいからです。
サーバーを変えるには
① 同じレンタルサーバー(ロリポップ!)のハイスピードプランに変更する。
② 他のレンタルサーバーを変える。
の2択になるのですが、
当初、今と同じレンタルサーバーであればコントロールパネルの使い方も変わらないので、手間もかからず楽だと思い「ロリポップのハイスピードプラン」を申し込んだのですが、なんとこのハイスピードプランは.htaccessが設定できない仕様でした。よく調べずに申し込んだのがダメだったのですが、幸いにも万が一に備えて継続ではなく新規で申し込んでいたため、試用期間内にキャンセルすることができました。(ロリポップのスタンダードプランは.htaccessを設置でき、月額500円とリーズナブルです。)
①のハイスピードプランへ変更ができなかったため、他のレンタルサーバーをいくつか借りていろいろ試した結果、コントロールパネルの使い易さとキャンペーン価格640円の安さに釣られてConoHaWINGを借りることにしました。
ConoHaWINGの良い点は、コントロールパネルが使い易く、WAFの回避コードをボタン1つクリックするだけで、.htaccessに自動追記してくれるので楽チンなんです。(ロリポップではFTPソフトで.htaccessをローカルにダウンロードして、エディタを開いてWAFの回避コードを追記し、またサーバーにアップロードする必要がある)
それにConoHaWINGのWINGパックは、契約期間中は更新料がかからないドメインが1つ取得できるサービスにも惹かれました。
Themifyのテーマとすべてのプラグインを試したのですが、ConoHaWINGのサーバーで正常に動作することは確認できました。これから公開サイトをConoHaWINGのWordPressかんたん移行機能を使ってサーバーの引っ越しなどの機能を試す予定です。
なぜ故にこの記事を書いたかというと、レンタルサーバーを乗り換えるのは手間だし、そもそもデータベースのバージョンの違いなどからすんなり移行できない場合ことがあるので、他のサーバーをあまり調べない訳です。今回のことで、他のレンタルサーバーの機能をいくつか見て、サーバーの乗り換えもそんなに手間じゃなくなってきた気がします。
サーバーの速度や安定度だけでなく、コントロールパネルの使い易さやバックアップ機能、WAFとその回避コードの自動追記機能などサーバーの機能など、新しい機能を提供しているレンタルサーバーが出てきているので、たまにはレンタルサーバーのサイトを巡回して見比べてみることも必要だと感じました。
この記事があなたのお役に立てたら幸いです。
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